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Nomatophobia : 夜恐怖症
子供の頃の僕は、毎晩のように眠れずに泣いていた。闇は僕に死を連想させた。
そして死にたくないと強く思うほどに眠れなくなるのだった。
死んで自分の存在が消えてなくなる事が恐ろしかったのではない。
死んだ後に誰にもかえりみられる事の無くなった僕の魂だけが無限に生き続けるのではと思うと、
恐ろしくてたまらなかったのだ。
そういうわけで、夜が来るのが嫌で嫌で仕方なかった。

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